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令和 4年 3月 予算特別委員会-03月11日-05号

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  1. 八戸市議会 2022-03-11
    令和 4年 3月 予算特別委員会-03月11日-05号


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    最終取得日: 2023-06-10
    令和 4年 3月 予算特別委員会-03月11日-05号令和 4年 3月 予算特別委員会 予算特別委員会記録(第5日目)   ────────────────────        令和4年3月11日(金)   ──────────────────── 出席委員(30名)   委員長        藤 川 優 里 君   副委員長       中 村 益 則 君   委員         山之内   悠 君   〃          間   盛 仁 君   〃          高 橋 正 人 君   〃          吉 田 洸 龍 君   〃          髙 橋 貴 之 君   〃          田名部 裕 美 君   〃          久 保 しょう 君   〃          久 保 百 恵 君   〃          岡 田   英 君   〃          日 當 正 男 君   〃          高 山 元 延 君
      〃          上 条 幸 哉 君   〃          苫米地 あつ子 君   〃          田 端 文 明 君   〃          夏 坂   修 君   〃          工 藤 悠 平 君   〃          小屋敷   孝 君   〃          壬 生 八十博 君   〃          豊 田 美 好 君   〃          松 橋   知 君   〃          寺 地 則 行 君   〃          冷 水   保 君   〃          伊 藤 圓 子 君   〃          山 名 文 世 君   〃          立 花 敬 之 君   〃          坂 本 美 洋 君   〃          五 戸 定 博 君   〃          吉 田 淳 一 君   ──────────────────── 欠席委員(なし)   ──────────────────── 説明のため出席した理事者   病院事業管理者    三 浦 一 章 君   環境部長       石 上 勝 典 君   市民病院長      今   明 秀 君   市民病院副院長兼看護局長              千 葉 葉 子 君   市民病院事務局長   松 田 大 平 君   交通部長       佐 藤 浩 志 君   環境部次長下水道業務課長              藤 田 耕 次 君   下水道業務課参事   小 泉 隆 浩 君   下水道建設課長    佐々木 秀 樹 君   下水道建設課参事   田 邊   肇 君   下水道建設課参事   原     豊 君   下水道施設課長    辻   匠 志 君   下水道施設課参事   壬 生 寿 則 君   市民病院事務局次長管理課長              長 内 慎 治 君   管理課参事医療経営戦略室長              田 中 秀 幸 君   物流施設課長     大 山 暁 史 君   医事課長       藤 丸   崇 君   薬局長        田 村 健 悦 君   副看護局長      呑 香 美佳子 君   医療技術局長臨床工学科技士長医療安全管理室技士長              野 沢 義 則 君   交通部次長運輸管理課長              田 中 瑞 穂 君   ──────────────────── 職務のため出席した職員   事務局長       田 中 一 美   次長兼庶務課長    佐々木 結 子   議事課長       榊 原 正 克   副参事(議事グループリーダー)              山 道 隆 央   主幹         槻ノ木沢 昌敏   主査         八木橋 昌 平   〃          安 藤 俊 一   ────────────────────         午前10時00分 開議 ○藤川 委員長 これより昨日に引き続き、予算特別委員会を開きます。  議案第3号令和4年度八戸市自動車運送事業会計予算から議案第5号令和4年度八戸市下水道事業会計予算まで並びに関連議案第52号を一括議題といたします。  議案第3号令和4年度八戸市自動車運送事業会計予算を審査いたします。  理事者から説明を求めます。 ◎佐藤 交通部長 議案第3号令和4年度八戸市自動車運送事業会計予算の大要につきまして御説明申し上げます。  当市のバス事業は、公共交通機関として都市機能の重要な役割を担っております。しかしながら、少子化による通学者数の減少に加え、新型コロナウイルス感染拡大を受け、大きなイベントの中止や不要不急の外出の自粛などにより、バスの利用者数は大幅に減少しております。また、事業を継続していくために必要な乗務員の確保や旧式化した設備の更新なども課題となっており、依然として厳しい経営状況に置かれております。  このような状況の下におきましても、市営バス市民生活を支える公共交通機関として、今後も持続可能な経営体質を維持しながら、もっと安全、もっと安心、もっと快適なよりよいサービスの提供に努めてまいります。  以上のことを踏まえまして、令和4年度当初予算は、経営の健全化と公営交通の使命との両立を図りながら編成いたしました。  それでは、予算書の16ページをお開き願います。  第2条の業務の予定量につきまして御説明いたします。  令和4年度におけるダイヤ規模は、108仕業、15路線、96系統での運行を予定しております。  (1)の年度末在籍車両数につきましては115両、(2)の年間営業走行キロメートルは338万キロメートル、(3)の年間輸送人員は536万9000人、(4)の一日平均輸送人員は1万4709人、(5)の主要な建設改良事業につきましては、乗合バス購入のために2200万円を予定しております。  第3条は、収益的収入及び支出の予定額を定めるものでございます。  17ページに参りまして、第4条は、資本的収入及び支出の予定額を定めるものでございます。  第5条は、起債の目的、限度額、起債の方法、利率及び償還の方法を表のとおり定めるものでございます。  第6条は、一時借入金の限度額を7億円と定めるものでございます。  18ページに参りまして、第7条は、予定支出の各項の経費の金額を流用することができる場合を営業費用並びに営業外費用と定めるものでございます。  第8条は、議会の議決を経なければ流用することのできない経費を職員給与費と定めるものでございます。  第9条は、一般会計からの補助金の額を3億7600万円と定めるものでございます。  以上が予算の大要でございますが、詳細につきましては、田中次長運輸管理課長から説明させますので、よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。 ◎田中 交通部次長運輸管理課長 それでは、議案第3号令和4年度八戸市自動車運送事業会計予算の内容につきまして御説明いたします。  予算に関する説明書の173ページをお開き願います。  なお、説明の中で前年度比と申し上げる部分がございますが、これは令和3年度3月補正後の予算との対比という意味でございますので、あらかじめ御了承願います。  それでは、予算実施計画収益的収入及び支出のうち、収入から御説明いたします。  第1款事業収益は、予定額15億832万9000円、前年度比0.1%の減少でございます。そのうち、第1項営業収益は、予定額10億2812万5000円、前年度比3.7%の増加でございます。  その内訳でございますが、1目運送収益は10億1193万4000円、前年度比3.8%の増、2目運送雑収益は1619万1000円、前年度比1.9%の減少でございます。  次の第2項営業外収益は、予定額4億8020万4000円、前年度比5.9%の減少でございます。  その主なものとして、2目他会計補助金は3億7600万円、前年度比6%の減少、5目長期前受金戻入は9633万1000円、前年度比37.8%の増加でございます。  次に、174ページに参りまして、支出ですが、第1款事業費は、予定額18億5994万3000円、前年度比1.1%の減少でございます。  そのうち、第1項営業費用は、予定額17億9212万6000円、前年度比1.9%の減少でございます。  その主なものは、1目運転費は、バスの運行に直接要する費用で10億552万円、前年度比1.8%の減少、2目車両修繕費は、車両の維持管理に要する費用で1億4324万1000円、前年度比0.6%の増、4目減価償却費は、バスをはじめ、建物、備品など有形固定資産に係る減価償却に要する費用で2億8539万8000円、前年度比6.6%の増、9目運輸管理費は、バスの運行管理営業活動などに要する費用で2億794万円、前年度比1.9%の減少、10目一般管理費は、管理部門に要する費用で1億1911万7000円、前年度比20.2%の減少でございます。  次の第2項営業外費用は、予定額6781万7000円、前年度比26.2%の増加でございます。  その主なものにつきましては、3目雑支出控除対象外消費税などで4775万円でございます。
     続きまして、175ページをお開き願います。  資本的収入及び支出のうち、収入から御説明いたします。  第1款資本的収入は、予定額1億1511万5000円、前年度比36.3%の減少でございます。  その主なものは、第1項企業債の1目企業債建設改良事業に充当する財源で4000万円、前年度比61.4%の減少でございます。  第2項出資金の1目他会計出資金7511万5000円は、一般会計からの出資金で、前年度比17.7%の増加でございます。  176ページに参りまして、支出でございますが、第1款資本的支出は、予定額1億5878万7000円、前年度比36.0%の減少でございます。  その主なものは、第1項建設改良費の1目施設費は、中古バス4台の購入等に要する費用で4000万円、前年度比67.6%の減少、第2項企業債償還金の1目企業債償還金は、平成29年度から令和3年度までの建設改良債に係る元金償還金で1億1858万7000円、前年度比4.6%の減少でございます。  次の177ページから196ページまでの予定キャッシュフロー計算書給与費明細書予定貸借対照表等につきましては、恐縮でございますが、説明を省略させていただきたいと思います。  以上で、議案第3号の説明を終わります。 ○藤川 委員長 これより質疑を行います。  御質疑ありませんか。 ◆髙橋〔貴〕 委員 おはようございます。通告をしておりました186番のバス停の整備についてお伺いしたいと思います。  まず、今のところ、市として、バス停に関する苦情であるとか要望はどの程度寄せられているのか、お伺いいたします。 ◎田中 交通部次長運輸管理課長 お答え申し上げます。  バス停に関するお問合せでありますとか、苦情でありますとかは、それほど頻繁に寄せられているわけではないのですけれども、昨年御要望があったのは、バス停利用者がごみを捨てていかれるので困る、バス停を設置している市営バスなり、南部バスなりで何とかしてもらえないかという苦情等が寄せられたのが2件ほど、それから、ラピアのバス停などで、冬季間に、夜、暗くなってまいりますと時刻表の数字が読みづらい、明るくしてもらえないだろうかという御要望もいただいたりしております。それぞれに既存の事業でありますとか、対応できる予算ですとかで対応しているところであります。あと、バス停について寄せられる御要望ですと、事故で破損していますとか、強風でアクリル板が割れていますといったものについて何件かございます。  以上です。 ◆髙橋〔貴〕 委員 ありがとうございます。バス停に関して、私も地域からいろいろと要望をいただいてお願いした経過がありますけれども、あそこはたまたま地下にガス、水道等の埋設管があって、基礎工事ができないということで、上屋をつけるのは難しいということでありました。市内には結構屋根のついていないバス停が多くて、車で市内を通るたびに、雨の日とかは傘を差して待っているとか、バスを待っている人の環境といった面では、全て配慮できるわけではないと思いますけれども、少し課題があるのではないかと思っております。  そうした中で青森市では、バス待ち空間改善事業ということでこれまで取り組んで、令和3年度で終了するということでありましたけれども、これまで100か所程度改善をしてきた経過があるという情報をいただいて、私も調べてみたのですけれども、よく調べると、同じ財源を使って、当市でも、毎年度というわけではないですけれども、隔年とか、バス停の上屋を設置したりだとか、ソーラーつきの照明、標識を設置したりという整備をこれまでもされてきているようであります。中心市街地の部分には結構そういったものが導入されているのかと思いますけれども、中心部から少し離れると屋根のないところが多くて、そこは、小学生はないですけれども、中学生ぐらいが通学とかで利用している場合には、待っている時間、雨を遮るものがないということで地域から要望をいただいたわけであります。要望をした段階では、いろいろ検討させていただきますという御回答をいただいておりましたけれども、現状、屋根の設置についてどのような検討状況にあるのか、お伺いいたします。 ◎田中 交通部次長運輸管理課長 お答え申し上げます。  バス停の上屋につきましては、現在、市内には104か所程度あると把握しておりまして、そのうち102か所につきましては市営バスのほうで管理させていただいているということになっております。それで、バス停の上屋の設置につきましては、予算的なことを申しますと、1か所当たり約240万円から280万円、300万円弱かかるということで、単独で設置箇所を増やしていくことについてはなかなか厳しい状態にございます。  今年度は、モデル・バス停留所施設設置事業という事業がありまして、こちらに応募して、中心街方面行きの四本松の部分と河原木団地南口の八太郎方面行きのバス停にそれぞれ申請をしまして、御採択いただきましたので、そこに設置してございます。長く屋根つきで御利用していただいていたバス停につきましては、老朽化も進んできているところから、こうしたモデル設置事業の費用を更新の部分に割り振らなければならないところがございます。先ほど申し上げましたとおり、102か所程度市で管理しておるところがございまして、利用者ができるだけ多い箇所で更新が必要な部分から優先的にその事業を使わせていただいて、更新している状況でございます。  御要望いただいておりましたバス停等につきましても何度も検討しまして、地下埋設物の位置などについても設置できないか、複数回検討させていただいたのですけれども、後背地が大きな建物でして、また、擁壁が含まれていたりすることから、据置き型というか、ボックス型みたいなものは置けないことから、どうしても歩道の部分について掘削が必要だという箇所でございましたので、心苦しくはありましたけれども、設置はできないというような御回答をさせていただいたところでございました。  以上でございます。 ◆髙橋〔貴〕 委員 ありがとうございます。費用ということで、今あるところを維持するだけでもというお話と認識をしましたけれども、ハチカも導入されますので、今後、どの路線でどの程度の利用者がいるかとか、時間帯であるとか、より詳細な分析等ができると思いますので、そうしたところからも、今設置している場所よりもほかのところがということであれば、更新のタイミングとかで対応できるものであれば対応していただきたいと思います。  あと、私も他市の状況を調べてみたところ、一例ですけれども、平塚市では、歩道の幅がすごく狭い道路のところにバス停を設置して、上屋をつけられないということで、近くにある平塚信用金庫の協力を得て、敷地内を提供いただいて、銀行建物の軒を活用したバス停ということもやられておると思います。立地地域によっては埋設で掘削ができないといった場合でも、近隣の民間の施設だったり、企業であったり、そういったところに交渉することで設置をすることも可能になるのかと思いますので、そうしたことも踏まえながら、今後、利用者がより利用しやすいような環境整備に努めていただくことを要望して、この質問を終わります。 ○藤川 委員長 ほかに御質疑ありませんか。 ◆苫米地 委員 通告をしていました187、188、ハチカ利用方法についてと職員の休暇取得等についてお尋ねしたいと思います。  まず、ハチカなのですけれども、導入をされて普及が進んできていると思いますが、まだ日がたっていないので、どうかという思いはありますけれども、その普及状況利用状況などが分かりましたらお知らせください。  高齢者方々向け高齢福祉課ブースを設けて、普及、説明などいろいろしているということでしたけれども、そこのところについてどういう様子であるのか、分かればお知らせください。 ◎田中 交通部次長運輸管理課長 ハチカの件につきましてお答え申し上げます。  サービスイン当初の市営バスで把握している分のハチカ売上枚数について申し上げたいと思います。確定ではないのですけれども、一応速報値ということで2月26日から2月28日まで、2月分ですけれども、そこで売り上げられた枚数につきましては、これは旭ヶ丘営業所とラピアとはっちの分だけでございますけれども、26日が820枚、27日日曜日は492枚、28日は386枚販売をされております。  ハチカ導入後、私もハチカを買いまして、どの程度利用されているのかにつきまして、3時間ほどバスに乗らせていただいて様子を見させていただいた感触。非常に抽象的なお話で恐縮なのですけれども、数字が少ないものですから、感触について述べさせていただきますと、1路線についてハチカを使って昇降されるお客様は大体お二人程度でございました。といいますのは、恐らく高齢者バス特別乗車証等ハチカに切替えになるタイミングが先の方が多い、1年間かけて更新されていく予定にしておりますので、まだ更新されておらずにバスを利用されている方がいらっしゃるだろうと。高齢者バス特別乗車証等を利用されている方はバスの利用客の4割程度を占めていますので、こうした方々と、あとは、新学期になりまして高校生が定期を入手するようになってまいりますと、利用者数はさらに増えていくものと考えてございます。  以上です。 ◆苫米地 委員 初日に800枚以上の販売ということで、待っていらっしゃった方がいるのかと思います。  高齢福祉課ブースは、もし分かればでいいのですけれども、お願いします。 ◎田中 交通部次長運輸管理課長 お答え申し上げます。  高齢福祉課前のブースにつきましては、事業を行われている中から、利用者――そこを使っていただいた方々からアンケートを取っていただいたものを御連絡いただいて、事業者である市営バスとしても参考にさせていただいているところです。統計的にこういった意見が多かったですという程度の多さではないのですけれども、中で目立った意見としては、従来の回数券よりも、ポイントの割引率が少ないという御指摘をいただいたりとか、思っていたよりも簡単に使えるものなのですねといった御意見、ブースの位置が高齢福祉課の前にございますので、高齢の方が多かったのかと思いますけれども、待っていればハチカに自動的に更新されるのですね、改めて知りましたという内容が多かったように感じております。  以上です。 ◆苫米地 委員 分かりました。目立つところに、ああいうブースを設けたというのが、一定PRにもつながっているのかと思いますので、これからどんどん普及していくということだと思います。活用してほしいと思います。  私たち議員ハチカを購入しているわけですが、見せていただいたときに、無記名のものと記名式のものがあるということで、そこの違いはどういうことなのかが気になっているのと、障がい者の方でほほえみ共通バス券などを持っていらっしゃる方は順次切り替わっていくのだと思うのですけれども、そうでなくて、障害者手帳を提示して降りるときに現金で2分の1、半額になっていた方々はどういう扱いになるのか。ハチカで払えるものか、今までどおり現金で支払うものか、そこのところが気になっているので教えてください。 ◎田中 交通部次長運輸管理課長 まず1点目、記名式と無記名式の違いについて申し上げますと、大きな違いといいますと、記名式身分証明書を提示して、その人のものであるという証明をカードの中にデータとして書き込む形になっているものを記名式、そうでないものを無記名としているわけですが、記名式については年齢要件で、まず、学生までの年齢――青春ハチカとパンフレットには記載していますけれども、学生の部分のポイントにつきましては割増しで12%つきます。ところが、無記名式のものは、幾ら学生が使っても3%しかつかないとなってございます。基本的に記名式のほうは、属人的に年齢が上がるごとに、それに合ったポイントを差し上げる仕様になってございます。22歳以降になったら、一旦返して登録し直す作業も必要なのですけれども、そのようにずっと使っていただける。ポイントについても、お使いになっているユーザーの年齢に応じたポイントが得られると。  さらに、記名式でなければ、定期券ハチカの中に入れ込むことができない仕様になっておりまして、また、定期券は今までラミネートの紙で販売しておりましたけれども、今もうそれはなくなりましたので、定期券が欲しい方は、皆、記名式ハチカを御用意していただく必要があるとなっております。無記名のほうについては、定期を入れることが原則できないという形でございます。  記名式ハチカを誰かに貸して使わせることはできないのですが、無記名のハチカですと、どなたでもお使いいただけると。御家族でハチカを使っていただけるのですけれども、記名式ですと、御家族の間でも貸したり借りたりはできないといった違いがございます。  障がい者の方についての割引なのですけれども、結論から言いますと、ハチカでも今までどおりの割引を差し上げる、記名式ハチカでも、最初の買い入れるときに、障がい者であるということで障がい者割引を組み込むこともできますし、また、今まで現金で払っていただいたときに、障害者手帳等を提示していただいて割引していただいていたのと同様に、無記名式ハチカであっても、おっしゃっていただいて証明書を提示していただければ、割引した金額だけを差し引くことができるようになってございます。  以上です。 ◆苫米地 委員 丁寧にありがとうございました。障がい者の方々にとっても、小銭を出さなくてもよいということで、便利に使えるのではないかと思いますので、そのあたりをPRして普及に努めていただきたいと思います。要望して終わります。  もう1点、職員の休暇取得等についてなのですけれども、運転手の方々の安全な運行のためには、休暇とかリフレッシュということ、休養をしっかり取ることが大事だと思います。運転手の数も不足の部分が何人かあるということも聞いておりますので、休暇、休養をしっかり取れているのかが心配なのでお聞きするのですけれども、有給休暇取得率はどのぐらいになっているでしょうか。 ◎田中 交通部次長運輸管理課長 有給休暇取得状況についてお知らせいたします。  令和3年度は、まだ締まっていないのですけれど、令和2年度も同じくコロナ禍にありましたので、参考までに数字を申し上げますと、正職員の令和2年度の年休と夏季休暇を合わせて、乗務員ですと22.8日取得されてございます。会計年度任用職員ですと、年休と夏季休暇を合わせまして、年間18.7日の取得となってございます。  以上です。 ◆苫米地 委員 分かりました。運転手の方々は、おっしゃられたように、新型コロナ感染症の関係で、運行のやりくりといいますか、なかなか大変なところがあるのかと思うのですけれども、新型コロナに感染した、あるいはまた疑いがあって検査のために乗務できないということも考えられると思います。そういうときはどのように対応されているのでしょうか。 ◎田中 交通部次長運輸管理課長 お答え申し上げます。  乗務員が感染した場合について申し上げますと、出勤困難休暇ということで、原則として、10日間お休みいただいているところであります。また、そのほか、本人が濃厚接触者になった場合、家族が濃厚接触者である場合、職場の同僚が濃厚接触者になった場合、御家族の職場や学校で感染者が発生した場合などにつきましては職務専念義務免除の措置を講じておりまして、PCR検査などの結果が分かり次第、出勤していただいたり、本人が陽性であれば、先ほど申し上げました出勤困難休暇を取得していただいたりという対応をしております。また、本人または家族に発熱等の症状があると。熱が出たのだけれども、コロナかどうかは分からないようなものにつきましても、出勤困難休暇ということで対応しております。  こうした形で今年度、主に1月以降ですけれども、職員の中でも休暇取得が重なる日にちが多くなってまいりました。そもそもバス乗務員につきましては、職員、会計年度任用職員を合わせて、仕業数というのですけれども、1日に1人がする仕事数に対しまして、運転手の数が一応6人足りないという形で、今年度回してきているところであります。そうした場合、コロナなどでさらに休暇を取られた場合については、ほかの休暇している運転手について出勤してもらえないかとお願いして出勤していただいたり、また、コロナの休暇以外にも有給休暇を取ることがあるわけですけれども、その有給休暇についても、もし時期をずらせるものであれば何とかずらして取得していただけないかということで、運転手にお願いベースで何とかバスのダイヤを支えてくださいということで、お願いしながら進めているところです。今現在、乗務員の御協力などによりまして、平日ダイヤを切り落として休日ダイヤにするような対応はしなくて済んでいる状況であります。  こうした状況につきましては、新規で会計年度任用職員の運転士等を雇い入れるなどを行いまして、雇い入れてもすぐにバスを運転していただくわけにはいきませんので、2か月なり、3か月なり研修を行いまして、独り立ちしていただくまで時間がかかって、2月中は非常に苦しい状況が続いたのですけれども、3月からは雇い入れた方々も乗務できるようになりまして、比較的、運転手の方々に御負担を強いる場面が少しずつ少なくなってきたのかと考えてございます。また、来年度4月以降につきましては今の仕業数を若干減らす見込みでございまして、運転手の数と仕業数がぴたり合うような形に調整する見込みでございますので、状況は少しずつよくなってきているものと考えているところです。  以上です。 ○藤川 委員長 答弁は、簡潔明瞭にお願いいたします。 ◆苫米地 委員 ありがとうございます。人員の配置は改善に向かう見込みだということをいただきましたので、ぜひよろしくお願いします。  有給休暇なのですけれども、こういう状況ですので、有給休暇申請していても出てくれないかという相談もされているということでした。有給休暇というのは、理由が何であっても、本来は申請をすれば取れることになっていますけれども、業務上、必要がある場合は、相談の上、変更する、あるいはということも可能だとはなっていますので、そこは、十分相談の上で、お互いが納得の上で、基本的には取得できるようにしていただきたいと思います。  有給休暇を取らないでくれとか、与えないということはまずないと思っておりますけれども、そういうことは絶対ないように、また、直接的には言わなくても有給休暇を取りづらい雰囲気であるとか、そういうことがプレッシャーになると、結局は安全な運行ができなくなるところにつながっていくのだとしっかり認識いただきたいと思います。本当は、十分な人員配置ができれば、どういう状況でも、コロナ禍であってもしっかりと回していけると思いますので、まずは十分な人員配置。財政面でも厳しいとは思いますけれども、公共交通ですので、しっかりと対応していくようにと思います。人員配置の面と有給休暇等々の取得について、しっかりと運用してほしいということを申し述べて、終わります。 ○藤川 委員長 ほかに御質疑ありませんか。 ◆伊藤 委員 2点、お伺いいたします。まず1点目は、バスロケーションシステムの拡充について、2つ目は、EVバス車両の導入計画についてということです。  バスロケーションシステムにつきましてですけれども、市内バス停のところ、あるいはまちなか広場の中に、そしてまた、コンビニ店の中にと、現在のところ、どのぐらいの設置状況か、伺います。 ◎田中 交通部次長運輸管理課長 お答え申し上げます。  バス接近表示機のことかと思います。バス接近表示機につきましては、現在、設置箇所が12か所、バスナビ8として設置している、今、委員おっしゃられたモニター表示の設置場所については13か所となってございます。  以上です。 ◆伊藤 委員 新年度には、さらに増える状況というのはありますでしょうか。 ◎田中 交通部次長運輸管理課長 現在のところ、バスナビ8につきましては、設置の予定はございません。  以上です。 ◆伊藤 委員 少しでも増えていけば利便性が高まっていいのかと思います。  今回、これを挙げたのは、先ほど髙橋委員からも、様々バス停についての御要望ということで、状況をお答えいただいたのを伺っておりましたけれども、中心街には、バス時刻があらかじめ分かって、遅れているか、ちゃんと時刻どおり来るかということを見ながら、バス停でずっと待っていたり、あるいは、買物をする時間があるかということで、そういう時間の使い方をするとか、いろいろ可能なわけです。  しかし、例えば中心街の3番停留所、バス停の場所。私は、個人的にも、バスを待っている方々も、あそこのビルの建設構想が上がったときに、今度、これができると、バス停の待つ場所もこのビルの1階にできるかもね、できればいいねと、そのような話をみんな期待していたのですが、蓋を開けてみれば、全くそういう空間にはなっていなくて、結局、歩道に止まり木みたいな軽く腰を下ろせるようなものは設置されておりますけれども、そしてまた、バスの時刻表もロケーションシステムになっていない。あの場所は、大変高いビルですので、前以上にビル風が吹き抜けるのです。今年の冬の寒さときたら、どこにいても寒いですけれども、特にバス待ちをしている方々が震え上がっていました。そして、バスの時刻を見ながら、風下のほうのビル陰に寄って、そして、時々、バスの来る方向を見てという仕草をほとんどの方がやっておりました。私もそうです。荷物を持ちながら、あそこで待っているのです。  まちなか広場の中に各方面に行くバスロケーションがあるのですが、私も、あそこを通ってバスの時刻を確かめながら来ることもありますけれども、荷物がいっぱいだと直接そこに行って、まだ来ない、もう時刻だと思っても、やはり冬季間は遅れがちです。特に夕方の寒くなった時刻は遅れる割合が非常に高い。そういうことで、やはり運行状況が分かるような――まちなかに行けばいいでしょうと言うのですが、寒いときは足元が悪くて、荷物を持って高齢者の方があそこに行って、あと何分で来るか、あと何分だと戻ってこなければいけない。そういうことを考えると、そこまで戻って見に行く人はいません。スマートフォンなどを上手に使えればいいのですけれども、現在のところ、まだそうやって使えている人は少ない状況にあると思います。できるだけ中心街に来てください、お買物をいっぱいしてください、そう言いながら、バスを利用する方にとって、バス停の在り方というのは1つ課題ではないのかと思っております。したがって、あそこにぜひとも時刻表を提示できるシステムを導入していただきたい。  それから、設置してしまってから撤去ということは難しいと思いますが、あれを使う人は、足が長くて、また、荷物もちょこんと置けるけれども、しっかり持っていないと不安定です。ですので、ちゃんと座りたい、ちゃんと荷物を置きたいという方々にとってはあまり使い勝手がよくないというお話でした。その辺、十分分かっているかと思いますけれども、今後の考え方を聞かせていただければと思います。 ◎田中 交通部次長運輸管理課長 現在の中央通りの3番バス停のお話かとお伺いしておりました。あそこのバス施設というか、屋根の部分、腰かけというか、バーのある部分等につきましては、設置が市営バスとは異なるところもございます。また、中心市街地施策の一部として考えられてきた部分もございますので、おっしゃるような御不便を抱えていらっしゃるユーザーの方も多いでしょうし、また、バスロケで、スマートフォン等で着発の遅れ等についてはお知らせしているつもりではあるのですけれども、御利用しにくいというユーザーの方からの声も届いております。何とか改善できればと考えておるところですが、市営バス単体で大々的に改良を行うことがなかなかできない状況にありますので、各方面と協議しながら、なるべくユーザーが楽に利用できるような環境にしていけるように、引き続き検討していきたいと考えてございます。  以上です。 ◆伊藤 委員 予算化につきましては、やはり市民の声が一番届く市営バスのほうで、またそこに関連するところと協議をして、できるだけ早くいい公共交通、利用者の利便性を高めていただく方向にどうぞお力添えいただきたいとお願いしておきたいと思います。よろしくお願いいたします。  2番目です。EVバスの車両導入の計画についてということですが、二酸化炭素の排出による異常気象が毎年毎年本当に苛酷になってきております。こういった意味ではバスも二酸化炭素を排出する事業であるわけですけれども、それでも非常に性能のいい車種にどんどんと替わってきたということはあるし、また、アイドリングストップなども徹底してやっているということでの努力は重々認めるわけです。しかし、これからは、さらに二酸化炭素を削減していくという方向ではEVのバスになっていくのではないかと思っております。  何と京都府では、観光客を快適にと、また、町の環境をよくするために、京都は環境政策に非常に高いレベルで取り組んでいるところでありますけれども、バスにつきましても、いち早くEV車を取り込んでやっていると。EVの車両は、今、中国で物すごく発達していて、しかも、日本車に比べると本当に安くて、手に入りやすい。いろいろなことはあるけれども、もろもろ考えた結果、中国のEV車を導入したという経緯もあります。その辺の先進的なところと同じくはいかないかと思いますけれども、今年も4台中古車を導入したということがありますけれども、これからのバス導入の計画については、やはりその辺を考慮していかなければいけないのではないかと思いますので、この辺の考え方を聞かせてください。 ◎田中 交通部次長運輸管理課長 お答え申し上げます。  現在、EVバスの導入につきましては、来年度予算では支度しておりませんので、来年度の導入ということは考えておりませんが、今現在、国土交通省で自動車環境総合改善対策費補助金というものが設置されておりまして、これを活用しまして、盛岡などでEVバスの導入がされたとお聞きしております。私どものバスにつきましても、古い車齢のものが結構ございますので、そうしたものの更新を第一に考えていかなければならないというところ、また、昨年まで、古いバスにつきましては、新車でもってなるべく車齢を若返らせるということで、大量に新車を導入してまいった経緯もございます。今現在、全体の車齢の平均が8年程度、8歳程度になってございますので、大きなバスの買入れにつきましては、来年度以降は抑制傾向になるのかと考えてございました。EVバスの導入につきましては、附属施設の導入も併せて考えなければならないことなどもありますし、また、補助事業の採択が結構厳しいとも伺っておりますので、そうしたものを踏まえて、周辺環境、EVバスの導入の見込みが増えてきた段階で、私どもについても足並みをそろえるような形で考えていければと考えてございます。  以上です。 ◆伊藤 委員 今、地球環境のことをいろいろな方面から考えていこうということで、そしてまた、市民にも大いにその意識を高めていただき、個人的な努力とともに、また、行政が提供するサービスにも乗りながら、そうすることによって、二酸化炭素が削減されるように誘導していく。そのために、やはりEV車を市民に大きな啓発の機会にしていくという、もっともっと広い意味での捉え方をしたEVバスの導入ということをこれからやっていかなければいけないと思います。  また、国産は高いと言いましたけれども、例えば日野自動車ですか。問題がいろいろあったことがありますけれども、小型のEVバス、30人乗りぐらいのものだそうですが、これが大変かわいくて、そして、もちろん低床ですし、ベビーカーであるとか車椅子がすんなりと乗れる車のようです。2000万円はかからない車両でありますので、私はまず1台、早めに導入して、市内を走っていただいて、かわいいバスが走っているようだけれども、あれは何だ、EVだ、環境にいいことを考えているのだな。そういった市民へのいい意味での波及効果というものを市営バスが提供できることになるかと思いますので、ぜひともその辺の研究をしていただき、国の補助事業もなるべく使えるようにして、導入していただきたい。やはり市が率先してやって、市はこういった環境を考えてやっているのだということを市民が誇りに思うと思います。したがって、そのような御努力をぜひともしていただきたい。コメントをいただければと思います。 ◎田中 交通部次長運輸管理課長 お答え申し上げます。  今のお話をいただいて、EVバスの導入を検討させていただきますとはお答えできないのですけれども、青森県バス協会などを通じて、EVバスの補助内容につきまして拡充をお願いしたいという内容で要望していることも聞き及んでおりますので、そうした中で、導入に向けてハードルが少しでも下がるような、また、情報を収集するよう努めていきたいと考えてございます。  以上です。 ○藤川 委員長 以上で事前通告による質疑を終わります。  ほかに御質疑ありませんか。 ◆田端 委員 確認という思いで、2点質問してまいります。  1点目ですけれども、176ページの建設改良費で、乗合バス購入等のために4000万円が計上されておりますが、先ほどの説明では中古バス4台分という説明でありました。ここについて何点か聞いていきます。  この中古バスはどれぐらいの経過年数のバスになるのか。先ほど車齢という言葉を使っていましたけれども、ここをまず1点質問します。  次に、購入先ですけれども、以前は東京都営バスからの購入というのもありましたけれども、購入先はどちらからか、質問します。  3点目ですけれども、現在運行しているバスで一番古いバスというのは何年ぐらいになりますか。  3点質問します。 ◎田中 交通部次長運輸管理課長 お答え申し上げます。  まず、買い上げる中古バスの車齢がどの程度かという御質問でしたが、東京都営バスから15年程度でお使いになられるところはありますかというようなお声がけがありますので、それを買い入れているという形になりますので、およそ15年程度ということになります。  どこから買い入れるかにつきましては、東京都営バスからの払下げとなります。  今現在走っているバスで一番車齢が高いものにつきましては21年物が1台ございます。その後は20年というのが3台ございます。  以上です。
    ◆田端 委員 次に、2点目の質問ですが、今日は東日本大震災からちょうど11年目になります。大きな教訓を残してきたのではないかと私は思っていますけれども、東日本大震災のときには、交通部で備蓄している燃料をごみ収集車、緊急車両にも提供しています。バスの運行は、やむを得ず間引きをしたり、時間を限定して運行するということで対応してきていましたけれども、これを教訓にして、交通部の燃料の備蓄タンクの容量ですけれども、50キロリットルに増やしております。この50キロリットルについて、なかなか考えられないことだとは私も思っていますけれども、もし燃料が途絶したと。今ロシアとウクライナで戦争が始まっていますけれども、どのようなことが起こるか、先行き不透明ということもありますけれども、この50キロリットルというのはバスの運行では何日分になりますか。 ◎田中 交通部次長運輸管理課長 お答え申し上げます。  震災当時の話をしますと、震災当時は、バスのダイヤ、本数を大分減らして走らせたりしたケースがございますので、そうした場合だともう少し長くなるのですけれども、今現在、平日ダイヤをそのまま走らせたと仮定しますと、50キロリットルですと大体2週間程度通常に走らせられる量になります。  以上です。 ◆田端 委員 了解しました。私、3月議会で公共交通の問題を取り上げ、市営バスのことも取り上げて質問してきましたけれども、私たち市民の生活面、防災という面でも大きな役割を果たしてきていることはそのとおりだと思っていますので、これからもこのような立場で運行、運営していただきたいという意見を申し上げて、終わります。 ○藤川 委員長 ほかに御質疑ありませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○藤川 委員長 御質疑なしと認めます。  以上で議案第3号令和4年度八戸市自動車運送事業会計予算の質疑を終わります。  この際、暫時休憩いたします。         午前11時00分 休憩   ────────────────────         午前11時05分 再開 ○藤川 委員長 休憩前に引き続き、会議を開きます。  議案第4号令和4年度八戸市立市民病院事業会計予算並びに関連議案第52号を審査いたします。  理事者から説明を求めます。 ◎松田 市民病院事務局長 それでは、議案第4号令和4年度八戸市立市民病院事業会計予算の大要につきまして御説明申し上げます。  市民病院は、県南地域の中核病院として、救命救急、周産期などの急性期医療や高度で専門的な医療などを提供しているほか、昨今は新型コロナウイルス感染者の治療にも責任を持って取り組み、地域住民の生命と健康の保持に努めております。また、地域医療支援病院として、他の医療機関との機能分担による連携を推進し、地域完結型の医療体制づくりに努めているところでございます。  当院の経営状況でございますが、平成21年度以降、12期連続での黒字決算を確保しておりますが、令和元年度から続く新型コロナウイルス感染症の影響により、患者数の減少、感染対策費用の増加など、厳しい環境下に置かれております。このような中でも、黒字決算を維持するため、費用の抑制や収益の確保など、今できることを着実に取り組んでいるところであります。  また、今後につきましても、新型コロナウイルス感染症の影響がいつまで続くのか、先行きが不透明であることに加えまして、電子カルテ等の医療情報システムの更新や新たな事業として(仮称)患者サポートセンターの設置に向けた改修工事に着手するなど、資本的支出の増額が見込まれ、厳しい環境が続くものと見込んでおります。  このような状況ではありますが、令和4年度からの診療報酬改定に的確に対応し、収益の確保に努めるとともに、令和4年度中には新公立病院改革ガイドラインを基に、地域の中核病院としての当院の役割や経営改善に向けた基本方針を定める八戸市立市民病院新改革プランを策定し、引き続き健全な経営の維持に努めてまいりたいと考えております。  それでは、予算書の20ページをお開き願います。  令和4年度当初予算につきましては、引き続き収益の確保に努めるとともに、最小の経費で最大の効果が得られるよう、効率的な業務運営を目指して編成いたしました。  第2条、業務の予定量でございますが、病床数は、一般病床、緩和ケア病床、精神病床、感染症病床を合わせまして合計628床でございます。  続きまして、年間延患者数は、入院が17万8850人、外来が24万2000人、1日平均ではそれぞれ490人、1000人と予定しております。主要な建設改良費は、病院施設整備事業として5億円、医療機器等の設備整備事業として15億3384万円の予定でございます。  第3条は収益的収入及び支出の予定額を、次のページに参りまして、第4条は資本的収入及び支出の予定額をそれぞれ定めるものでございます。  第5条は、起債の目的、限度額、起債の方法、利率及び償還の方法を表のとおり定めるものでございます。  第6条は、一時借入金の限度額を30億円と定めるものでございます。  第7条は、予定支出の各項の経費の金額を流用することができる場合を医業費用並びに医業外費用と定めるものでございます。  次のページに参りまして、第8条は、議会の議決を経なければ流用することのできない経費を職員給与費及び交際費とするものでございます。  第9条は、たな卸資産の購入限度額を58億3469万6000円と定めるものでございます。  第10条は重要な資産の取得につきまして予算で定めるものでございますが、検体検査自動化システム、血管撮影装置、PACS――医療用画像管理システム及びRIS――放射線科情報システム及び医療情報システムの取得を予定しております。  以上で令和4年度当初予算案の大要の説明を終わります。  なお、詳細につきましては事務局次長兼管理課長から御説明申し上げますので、よろしくお願いいたします。 ◎長内 市民病院事務局次長管理課長 それでは引き続き、議案第4号令和4年度八戸市立市民病院事業会計予算につきまして、予算に関する説明書では199ページからでございますが、タブレット端末に配信しております前年度比較の資料に基づき御説明申し上げます。  まず、資料1ページ、収益的収支のうち収入でございますが、第1款事業収益は197億9500万円で、前年度と比較し10億7500万円、5.7%の増でございます。  1款1項医業収益は186億288万5000円で、前年度比11億2844万9000円、6.5%の増でございます。その内訳でございますが、1目入院収益は133億2500万円、2目外来収益は45億9800万円、3目その他医業収益は、室料差額、分娩料等で6億2677万8000円、4目他会計負担金は、救急医療の確保に要する経費等に対して一般会計から繰入れするもので5310万7000円でございます。  次に、1款2項医業外収益は11億3034万1000円で、前年度比7508万9000円、6.2%の減でございます。内訳の主なものでございますが、2目他会計負担金は病院建設に係る企業債の利子償還金等に対して一般会計から繰入れするもので5億4535万4000円、4目長期前受金戻入は、資産取得の際に交付された補助金、負担金等につきまして、当該資産の減価償却見合い分を収益化するもので2億7492万5000円、5目その他医業外収益は行政財産使用料などで2億5519万2000円でございます。  次に、1款3項特別利益は過年度損益修正益で6177万4000円でございます。  次に、支出でございますが、第1款事業費は212億6500万円で、前年度比10億6500万円、5.3%の増でございます。  1款1項医業費用は210億5860万2000円で、前年度比11億620万4000円、5.5%の増でございます。その内訳の主なものでございますが、1目給与費は102億9351万7000円、2目材料費は、薬品費、診療材料費などで55億9613万円、3目経費は、施設の管理運営のための委託料、光熱水費、燃料費等で38億2236万1000円、4目減価償却費は11億4143万5000円となっております。  次に、1款2項医業外費用は2億639万8000円で、前年度比マイナス4120万4000円、16.6%の減でございます。1目に計上の企業債の利子償還金がその主なものでございます。  次に、資料2ページ、資本的収支につきまして御説明申し上げます。予算に関する説明書では201ページ及び202ページでございます。  まず収入でございますが、第1款資本的収入は17億27万9000円で、前年度比7億9454万5000円の増でございます。  内訳でございますが、1項企業債は医療情報システム更新及び医療機器購入等に充てるもので14億円、2項出資金及び3項負担金は、病院建設に係る企業債の元金償還等に対して一般会計から繰入れするものでございます。  次に、支出でございますが、1款資本的支出は41億4137万円で、前年度比10億9205万2000円の増でございます。  内訳の主なものでございますが、1項建設改良費は(仮称)患者サポートセンター改修工事等や医療情報システム更新、医療機器整備等の費用として20億3384万円、2項企業債償還金は、元金償還金で21億252万8000円となってございます。  次に、資料3ページをお開き願います。この資料は、令和4年度の見込みを含めた5か年の患者数等の状況をまとめた資料でございます。上段が入院、下段が外来の状況となっております。また、令和3年度につきましては令和4年1月までの実績を記載してございます。  まず、上段の入院の状況でございますが、令和3年度の1日平均の患者数は494人、患者1人1日当たりの診療収入、いわゆる診療単価は7万5060円で、新型コロナウイルス感染症の影響により患者数は大幅に減少しておりますが、診療単価はここ4か年で最も高い水準となっております。また、令和4年度の見込みとしましては、令和3年度並みの水準を見込んでおります。  次に、下段の外来の状況でございますが、令和3年度の1日平均の患者数は1033人、患者1人1日当たりの診療収入は1万9067円となっており、1日平均患者数及び診療単価はここ4か年で最も高くなっております。また、令和4年度の見込みとしましては、入院同様、令和3年度並みの水準と見込んでおります。  以上、収益的収支及び資本的収支等の説明でございましたが、予算に関する説明書203ページ以降の予定キャッシュフロー計算書等につきましては、今回の予算実施計画に基づき調製したものでございますので、恐縮ではございますが、説明を省略させていただきます。  以上で、議案第4号令和4年度八戸市立市民病院事業会計予算の説明を終わらせていただきます。  続きまして、議案第52号八戸市職員定数条例の一部を改正する条例の制定について御説明いたします。  議案書では57ページから58ページに記載してございますが、タブレット端末に配信しております資料に基づき御説明いたします。  まず、改正の理由でございますが、市民病院の医療体制の充実を図るため、市民病院の定数を増やすものでございます。  改正の内容でございますが、市民病院職員の定数を現行の1020人から1140人に改めるものでございます。  人員増の主な内訳でございますが、他職種によるタスクシフト、交代制勤務の導入など、医師を含む医療職の働き方改革への対応として73人、各部門の業務拡大や充実のために47人、合計120人の増員を見込みまして、職員定数を1140人へ改正するものでございます。  施行日は令和4年4月1日でございます。  議案第52号の説明は以上でございます。 ○藤川 委員長 これより質疑を行います。  御質疑ありませんか。 ◆久保〔し〕 委員 病院職員の方々には、新型コロナを含め、市民の命、安全を守るという立場で日々奮闘されていることに対して感謝を申し上げたいと思います。  それでは、私からは、予算書の202ページに(仮称)患者サポートセンター改修工事等と出ているのですけれども、こちらの中身についてお聞きしたいと思います。これは相談支援センターを拡充して、患者サポートセンターをつくるということだと思うのですけれども、概要についてお知らせください。 ◎藤丸 医事課長 患者サポートセンターについて御説明いたします。患者サポートセンターとは、患者やその御家族に対し、入院前から入院中の療養生活がイメージできるよう説明を行うとともに、退院後の生活までを含めたリスク管理を多職種で横断的に行うことにより、安全安心な療養生活を送れることを目的としております。具体的にはこれまで各部門で行っていた様々な説明や手続、相談などを1か所でできるようにするもので、長野県の佐久医療センターなどが有名です。こちらの設置効果として、入院前から多職種で総合的に支援できるため、患者の不安が軽減されることによる満足度の向上、業務タスクシフトによる医師、看護師の負担軽減、薬剤師、栄養管理士など専門的な視点からの介入と他職種への相談体制の構築、平均在院日数の短縮などによる経営改善などの効果が期待されております。  以上でございます。 ◆久保〔し〕 委員 ありがとうございます。そうすると、今までの体制とは違って、ワンストップでいろいろとできるということなのですけれども、今までの相談件数、さらには、サポートセンターができることによっての職員などの増員とか、体制が強化されるということなのでしょうか。2点。 ◎藤丸 医事課長 具体的な数はちょっと今持っておりませんけれども、これまで入退院支援センターとして出たのは一症例等について行ってきたものを、昨年の7月から範囲を拡大しまして行っております。本格的に稼働しますと、予定入院の全症例について相談を受けることになっております。 ◆久保〔し〕 委員 そうすると、全部の相談がこれからできるということなのでしょうけれども、人員的には今までよりも体制強化が図られるということなのでしょうか。そこをちょっとお聞きしたいです。 ◎藤丸 医事課長 人員も増員させていただきます。事務部門とか地域医療連携室のみでなく、薬局とか栄養管理士その他のコメディカルの部分も多少の増員をしまして、改築後の場所には、内部異動もありますけれども、50名程度が勤務する予定となっております。 ◆久保〔し〕 委員 ありがとうございます。強化が図られて、相談がスムーズにいくということを願ってやまないのですけれども、最後に、受付とか相談の時間は決まっているのでしょうか。 ◎藤丸 医事課長 現行と同じように通常の業務の範囲内で行っていくこととしております。 ◆久保〔し〕 委員 そうすると、土日だとか、時間外とかはないということでしょうか。 ◎藤丸 医事課長 現在、土日等にやることは考えておりません。 ◆久保〔し〕 委員 分かりました。これからもそういう相談、事前のやつと事後のやつ、十分市民の気持ちに沿った形で対応していただくよう要望して、終わりたいと思います。 ○藤川 委員長 ほかに御質疑ありませんか。 ◆山名 委員 サイバー攻撃の備えについてということで伺いたいと思います。  今月1日にトヨタ自動車の取引先の部品メーカーがサイバー攻撃を受けて、国内の全工場の稼働が止まったという報道があります。  そこで、八戸市立市民病院のシステム管理について伺いますが、うちの病院は万全だと言われれば質問が終わってしまいますので、若干背景を述べながら質問させていただきたいと思います。  2016年に国内で1月から12月に6万5000件超のコンピューターウイルスによるサイバー攻撃を受けて、少なくとも11の病院でランサムウェアによる被害があり、2016年から2019年以降各1件、2020年はゼロでしたけれども、2021年は5件に急増したとされます。また、先日の新聞報道では、電子カルテなどの診療システムが障害を受けても診療を続けられる体制を整えている病院は約3割にとどまり、公的な補助金が不可欠だと訴えているとしています。  なお、2017年までの被害は、パソコンのメールが送受信できなくなったこと、あるいはファイルが開かないといったもので、2018年以降は電子カルテや医事会計、コンピューター断層撮影、いわゆるCTで撮影した画像の管理など、病院内の基幹システムが機能停止に陥る被害が確認されていること。さらに、システムの改修や再構築をするために数百万円から数千万円かかると言われますし、2021年10月にウイルス感染が発生した徳島県つるぎ町立半田病院では約2億円かかる見通しだとされています。  そこで、八戸市立市民病院の現状について伺いたいのと、もう一つは情報セキュリティーの年間予算、病院の52%が500万円未満だということで、予算が十分でないという意見が聞かれておりますけれども、市民病院の情報セキュリティーの関連予算について伺いたいと思います。  以上2点、お願いします。 ◎藤丸 医事課長 それでは、情報セキュリティーについてお答えいたします。  まず、セキュリティー対策についてですが、当院電子カルテシステムで使用しているセキュリティー対策ソフトについては常に最新化しております。また、電子カルテシステムにつきましては、基本的に外部との接続はございません。一部あるものは富士通への、電子カルテメーカーへの専用回線、タイムスタンプという何時に打ったという証拠になるようなスタンプサーバーの間のみで、2回線しかございません。そちらはいずれも専用回線となっておりますので、外部から入ってくることは不可能となっております。  また、電子カルテシステムでは、情報漏えい対策ソフトとしてポートシャッターを導入しており、USBなど外部記憶装置を電子カルテ端末に接続できないようにしておりますので、USB等を通じてコンピューターウイルスを持ち込む可能性は低くなっております。  また、現在、データのバックアップにつきましてはシステムサーバー内に保管しておりますが、今後もしサイバー攻撃等で被害を受けた際の備えとしては、データのバックアップを外部施設に保管することについても、今はまだ検討段階ですが、検討していきたいと考えております。  また、放射線システム、検査システムなどの部門システムにつきましては、昨年の12月頃からセキュリティー状況を再調査しており、今後その結果を基に、セキュリティーリスクがあると思われる場合には、各システム業者と協議するなどとして対策を講じてまいります。  また、情報セキュリティーに関する意識醸成を目的に、各部署のシステム担当者を対象に、外部講師による情報セキュリティー研修会を2月に実施しております。今後は全職員を対象として研修会を実施していく予定です。  また、セキュリティー等に係る費用につきましては、電子カルテのシステムの中で取りまとめてやっておりますので、今は細かい金額はお示しできませんが、システムのメンテナンス契約の中にそちらも含まれております。  以上です。 ◆山名 委員 ある程度は万全に備えていると受け止めました。やはり簡単に終わりそうでありますので、今後とも一層病院事業の充実が図られるよう十分努力していただきたいということで、終わりたいと思います。 ○藤川 委員長 以上で事前通告による質疑を終わります。  ほかに御質疑ありませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○藤川 委員長 御質疑なしと認めます。  以上で議案第4号令和4年度八戸市立市民病院事業会計予算並びに関連議案第52号の質疑を終わります。  議案第5号令和4年度八戸市下水道事業会計予算を審査いたします。  理事者から説明を求めます。 ◎石上 環境部長 それでは、議案第5号令和4年度八戸市下水道事業会計予算の大要につきまして御説明申し上げます。  当市の下水道事業は、公共下水道と農業集落排水の2つの事業から成り、衛生的な生活環境の確保や浸水被害の解消などを目的に、快適で安全な市民生活に欠くことのできない基盤施設として事業を推進しております。昨今の事業を取り巻く全国的な状況としましては、人口減少等に伴う使用料収入の減少や施設の老朽化に伴う維持管理・更新費用の増大に加え、新型コロナウイルス感染症の影響による経済活動の停滞で使用料収入が減少するなど厳しい見通しとなっております。
     このような状況ではありますが、当市の下水道事業では、八戸市公共下水道基本構想に基づき効率的な整備を進めるとともに、経営状況を的確に把握しながら、健全経営に努め、将来にわたり安定的な下水道サービスを提供してまいりたいと考えております。  以上のことを踏まえまして、令和4年度当初予算につきましては、健全な経営と着実な事業実施の両立を図ることを基本として編成いたしました。  それでは、予算書の24ページをお開き願います。  第2条の業務の予定量につきまして御説明いたします。(1)の接続戸数につきましては6万2950戸、(2)の年間総排水量は2201万9900立方メートル、(3)の一日平均排水量は6万328立方メートル、(4)の主な建設改良事業につきましては、(イ)管路建設改良事業に31億9906万1000円、(ロ)処理場建設改良事業に10億3200万円、(ハ)ポンプ場建設改良事業に3億700万円をそれぞれ予定しております。  第3条は、収益的収入及び支出の予定額を定めるものでございます。  25ページに参りまして、第4条は、資本的収入及び支出の予定額を定めるものでございます。  第5条は、起債の目的、限度額、起債の方法、利率及び償還の方法を表のとおり定めるものでございます。  26ページに参りまして、第6条は、一時借入金の限度額を80億円と定めるものでございます。  第7条は、予定支出の各項の経費の金額を流用することができる場合を営業費用営業外費用及び特別損失と定めるものでございます。  第8条は、議会の議決を経なければ流用することのできない経費を職員給与費と定めるものでございます。  第9条は、一般会計からの補助金の額を9億7682万4000円と定めるものでございます。  以上が予算の大要でございますが、詳細につきましては藤田次長兼下水道業務課長から説明させますので、よろしく御審議賜りますようお願い申し上げます。 ◎藤田 環境部次長下水道業務課長 それでは引き続き、令和4年度八戸市下水道事業会計予算について御説明を申し上げます。予算に関する説明書の230ページをお開き願います。  予算実施計画について御説明を申し上げます。  まず、収益的収入及び支出のうち、収入についてでございますが、第1款事業収益予定額は73億5654万9000円で、前年度と比較し1億3777万7000円、1.9%の増でございます。1款1項営業収益は40億1853万1000円で、前年度と比較し8395万8000円、2.1%の増でございます。その内訳といたしましては、1目下水道使用料は27億3771万円、2目他会計負担金は雨水処理の費用に対する一般会計からの繰入れで12億7565万8000円、3目その他営業収益は516万3000円となっております。  次に、1款2項営業外収益は33億2572万2000円で、前年度と比較し5066万5000円、1.5%の増でございます。その内訳といたしましては、1目受取利息及び配当金は科目存置でございます。2目他会計補助金は、維持管理費のほか、企業債の利子償還金等に対する一般会計からの繰入れで7億6229万円、3目長期前受金戻入は22億5124万円、4目消費税及び地方消費税還付金は1億3546万5000円、5目雑収益は控除対象外消費税に係る長期前受金収益化額などで1億7672万6000円となっております。  次に、1款3項特別利益は1229万6000円でございます。その内訳といたしましては、1目過年度損益修正益は科目存置でございます。2目その他特別利益は地方公営企業法の適用に要した費用に対する一般会計からの繰入れで1229万5000円となっております。  次に、231ページに参りまして、支出について御説明を申し上げます。  第1款事業費予定額は69億9332万9000円で、前年度と比較し9833万7000円、1.4%の増でございます。  1款1項営業費用は64億8297万7000円で、前年度と比較し1億1631万7000円、1.8%の増でございます。その内訳といたしましては、1目管きょ費は3億2854万1000円、2目ポンプ場費は1億9733万5000円、3目処理場費は7億5673万2000円、4目業務費は8068万円、5目総係費は1億6075万5000円、6目流域下水道維持管理負担金は3億7126万1000円、7目減価償却費は45億8766万1000円、8目資産減耗費は1万2000円となっております。  次に、1款2項営業外費用は5億405万2000円で、前年度と比較し1798万円、3.4%の減でございます。その内訳といたしましては、1目支払利息及び企業債取扱諸費は2億8772万2000円、2目雑支出控除対象外消費税で2億1633万円となっております。  次の1款3項特別損失は過年度損益修正損の130万円で、過誤納還付金を支払うための費用を計上しております。  次の1款4項予備費には500万円を計上しております。  232ページをお開き願います。資本的収入及び支出のうち、収入について御説明申し上げます。  第1款資本的収入予定額は62億4451万7000円で、前年度と比較し3億7074万3000円、5.6%の減でございます。  その内訳といたしましては、1項企業債は下水道施設の建設等に充てるもので40億630万円、2項出資金は資産の取得に要する費用等に対する一般会計からの繰入れで3億9751万8000円、3項他会計補助金企業債元金償還金に対する一般会計からの繰入れで2億223万9000円、4項国庫補助金は下水道施設の建設に伴う社会資本整備総合交付金で15億3900万円、5項負担金及び分担金は下水道が整備され使用できるようになった土地所有者等から建設費用の一部とするために徴収する受益者負担金及び下水道の排水区域外において許可を受けて下水道に接続する土地所有者や、農業集落排水施設を使用できる区域の土地所有者などから建設費用の一部として徴収する受益者分担金で9946万円となっております。  次に、233ページに参りまして、支出について御説明申し上げます。  第1款資本的支出予定額は91億6931万9000円で、前年度と比較し2億191万9000円、2.2%の減でございます。  1款1項建設改良費は48億1144万4000円で、前年度と比較し1119万2000円の増でございます。その内訳といたしましては、1目管きょ整備費は30億1068万6000円、2目管きょ改良費は1億8837万5000円、3目ポンプ場建設改良費は3億700万円、4目処理場建設改良費は10億3200万円、5目流域下水道建設負担金は3150万円、6目建設改良事務費は2億4188万3000円となっております。令和4年度の建設改良事業の概要といたしましては、未普及解消のための汚水管渠整備工事のほか、東部終末処理場の沈砂池設備改築工事や類家雨水ポンプ場のポンプ設備改築工事などを予定しております。  次に、1款2項固定資産購入費は2743万3000円で、前年度と比較し2451万3000円の増でございます。その内訳といたしましては、1目有形固定資産購入費はポンプ場予定地や曝気攪拌装置等購入費用で2723万円、2目無形固定資産購入費はソフトウェアの購入費用で17万5000円、3目投資は自動車リサイクル料金で2万8000円となっております。  次の1款3項企業債償還金企業債元金償還金でございますが、43億2544万2000円で、前年度と比較しまして2億3762万4000円の減となっております。  次の1款4項予備費には500万円を計上しております。  以上が予算実施計画の内容でございます。  最後になりますが、説明書234ページ以降の予定キャッシュフロー計算書等につきましては、今回の予算実施計画に基づきまして計数整理をしたものでございますので、恐縮ではございますが、説明を省略させていただきたいと思います。  以上で議案第5号令和4年度八戸市下水道事業会計予算の説明を終わります。 ○藤川 委員長 これより質疑を行います。  御質疑ありませんか。  (「なし」と呼ぶ者あり) ○藤川 委員長 御質疑なしと認めます。  以上で議案第5号令和4年度八戸市下水道事業会計予算の質疑を終わります。  これにて議題となりました議案第3号から議案第5号まで並びに関連議案第52号の質疑は終了いたしました。  以上をもって当委員会に付託されました議案に対する質疑は全部終了いたしました。理事者の方々は退席されて結構です。  委員の皆様は第2会議室にお集まりください。  この際、暫時休憩いたします。         午前11時42分 休憩   ────────────────────         午前11時45分 再開 ○藤川 委員長 休憩前に引き続き、会議を開きます。  これより当委員会に付託になりました議案を順次採決いたします。  まず、議案第7号を採決いたします。本議案を原案のとおり決することに賛成の方々の起立を求めます。  (賛成者起立) ○藤川 委員長 御着席願います。  起立多数であります。よって、本議案は原案のとおり可決されました。  次に、議案第2号、議案第17号及び議案第44号を採決いたします。  以上の議案を原案のとおり決することに賛成の方々の起立を求めます。  (賛成者起立) ○藤川 委員長 御着席願います。  起立多数であります。よって、以上の議案は原案のとおり可決されました。  次に、ただいま議決されました議案を除く議案第3号から議案第6号まで、議案第8号から議案第16号まで、議案第39号から議案第43号まで及び議案第45号から議案第56号までの議案30件を一括して採決いたします。  以上の議案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○藤川 委員長 御異議なしと認めます。  よって、以上の議案は原案のとおり可決されました。  これをもって当委員会に付託になりました議案の審査は全部終了いたしました。  なお、報告内容については委員長に一任願います。  これにて予算特別委員会を閉じます。         午前11時47分 閉会...